2011年12月13日火曜日

美しい光沢を求めて


富士工業技術センター公式ブログ"シケンジョテキ"より。


宮下織物は、郡内産地の高密度細番手の特徴を活かした、ウエディング専門のファブリックメーカー

です。  タフタやジャガード等、さまざまな生地を取り扱っていますが、

なかでもシルクサテンは「濡れ巻」という技法を用いて作られていますので、深みのある光沢で

他にはないハイクオリティな仕上がりとなっています。

「濡れ巻」は、いくつか行程がありますが、織物に使う糸を、"濡れた状態のまま" 手作業で

準備するということで「濡れ巻」と言われています。

これは、職人さんが長年磨き続けた技術がなければできない作業です。

現在、職人も数名しかおらず、担い手が減少しているため、技術の消滅が危惧されています。

この濡れ巻の技法を用いたシルクサテンが幻のサテンとなるのは時間の問題かもしれません。


今回その技法の行程を、富士工業技術センターの研究員の方々が調査してくださいました。

生産側でもあまり見る事の出来ない貴重な資料です。とても詳しく説明が載っていますので

興味のある方はぜひご覧ください。シケンジョテキはこちら

0 件のコメント:

コメントを投稿